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ダラスの熱い日/シー・バレンツ・オーケストラ

 日本ヘラルド映画配給「ダラスの熱い日」のテーマ曲。お察しの通りケネディ
大統領の暗殺の真相をめぐる映画。音楽は導入部の重苦しい、不安と悲しみをイ
メージする部分しかなかった。途中からの展開部分は日本人での作曲。
 オリジナル部分は、ランディ・エデルマン。言わなければハリウッドかロンド
ンのオーケストラと思っただろう、録音はとてもすばらしい。

 この録音はニッポン放送第一スタジオでおこなわれた。私のポニーレーベルの
大半を録音していた勝手知ったるスタジオだ。
 自信持ってイイ録音できるスタジオはライブ過ぎないスタジオ、響きの少ない
デットなスタジオだ。
 演奏者がイイ気分で演奏出来ることは大事なのだが、録音となると、決して好
条件とは言えない。演奏者側と大いに矛盾するところだ。

 ホールの場合は「響き命」と響きの良いホールに血眼になっている。ホールも
一つの楽器として考えるからだ。
「やっぱり録音は響きじゃないか」とお思いでしょうが、ところがどっこい、ス
タジオの録音と、ホールの録音では、同じ録音でも全く次元が違う。当然そのア
プローチは違ってくる。

 カメラに例えれば、ホールは∞(無限)で録る。スタジオではアップ又はバスト
ショットで録る。そんなイメージかな。
 スタジオでホールのイメージをさせることはとてもナンセンスなことだが、そ
れっぽく録音する事は出来る。ホールと思わせるところがセンスと技術。だが決
してホールの音にはならない。


dallas
CANYON cine disc M-22

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