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「DVDオーディオ」について・・・。

 DVD。ディジタル・バーサイタル・ディスク(Digital Versatlle Disc)
これが正しい名称だ。バーサイタル(万能、多方面)私はディジタル・
ビデオ・ディスクだとばかり思っていた。
そして「DVDビデオ」と「DVDオーディオ」その規格は決定している。
DVDオーディオ の大まかな部分について基本的なことをおさらいしてお
きましょう。
 そのサンプルレートは44.1KHz, 48KHz, 96KHz, そして最大192KHz。
ビット数、16ビットから24ビット。チャンネル数、最大6チャンネル。
収録時間は現在のCDのスペック(44.1KHz / 16bit)ですと422分。
最高レート、192KHz / 24bit ですと65分。
そして従来の圧縮技術とは違う「ロスレス圧縮」この圧縮を使用すると
96KHz / 24bit、6チャンネルで74分収録出来る。その名の通り音質を損
なうことなく圧縮を解くらしい。
 独断と偏見で結論から言ってしまうと、DVDオーディオは普及しない。

 DVDビデオ、及びコンピューター用メディアとして普及するだろう。
少なくともDVDオーディオはCDに取って替わるメディアにはならない。
 現在CDの音質は飛躍的に良くなった。さらにMDもすばらしい。
ネットでの配信も始まり、こちらは音質に関係なく普及していくだろう。
好きな音楽が手軽に安く楽しめればよい、と思っている人は多いと思う。
 SACD(Super Audio CD) という製品がある。「DVDオーディオ」
と同じようにハイスペックなのだが全く違う製品。互換性はない。
それにしてもDVDが足並みを揃え「セーノ」という時にだ、考え過ぎか
もしれないが簡単にDVDに切り替わっては困る「お家の事情」が伺える。
 取りあえずCDとDVDは共存していけばよい。それぞれにふさわしい
音楽をつくっていけばよい。いろんな聴き方があっていいんだけど結局は
オーディオマニア向けになるんだろうな・・・。

 そうそう、突然話しはかわりますが「レコード演奏家」って言葉を聞い
たことあります?。どうやらオーディオマニアのことを指すらしい・・・。
聴く側にもセンスと技術が必要だそうだ。鍛練してこそCDを演奏するプ
ロになれるんですと・・・。オーディオ装置も高級でないといけないらし
いよ。と、あるオーディオ評論家先生がそう言いはってるんですがね・・。
 えんそうだってよ・・・。解んないな・・・どういうつもりなんだろう。
何故プロでなければいけないんだ。差別してない。何でもいいけどそれぞ
れの聴き方はどうでもいいだろうと思うが。まあ、いいっか。

 昨年(1999)のオーディオフェアに3年ぶりに行ってみた。各メーカー
の「DVDビデオ」のブースはどこも賑わっていた。
一方「DVDオーディオ」は賑わっているとは思えなかった。そのソフト
なのだが、いくら録音が良いものを用意したとはいえふた昔も前のもので
は説得力に欠けた。192KHz / 24bit 「だからどうした」って感じだった。
 これだったら従来のCDを「DVDだ」言って聴かせても誰も疑わない
に違いない。実に興醒めだった。CDはそのくらい音が良くなっていると
いうことだ。

 これはウツワを替えただけのこと。これまでの入れ物から大きな入れ物
に移し替えただけのこと。だからってオリジナル以上の音になるはずがな
い。最近レコードメーカーは、この入れ物にふさわしい形で録音している
ようだが、そんなに多くはない。相変わらず往年の名録音といわれる音源
が圧倒的に多い。
 一番の目玉、マルチトラック(6チャンネル)によるサラウンドにしても
真剣に取り組んでいるとは思えない。このサラウンドは過去に苦い経験が
あるしね・・。これは映像と結びついて、始めて意味がある方式だ。音楽
を聴くには必要ない。
 いずれの場合も、録音からマスターリングまでのプロセスを対応させる
には大変な設備投資になる。この時期難しい問題があるのだろう。それと
も「それ程期待出来ない」ということだろうか。

 確かにCDの初期の頃は音はよくなかった。風当りが凄かった。いろん
な悪口を言われていた。例えば「音には20Khz以上の倍音が含まれている」
というもの「これが大事で、それを20Khzで切ってしまうのはバカか!」
解ったような、解らないような、それはそれはキビシイものだった。
 現在のCDはどうだ。限られたスペックの中での技術の進歩は凄いもの
がある。とにかく音は飛躍的に良くなった。全く不満はない。

 しかしながらこの 24bit / 96khz という数字「切り札」であることは確
かだ。それに逆らうようにMP3などネットでの配信が動き出している。
 これらを含め、頭の中で数字の比較をして「すごい・・・」と思っても
出てくる音は20年前のものではピンと来ない。このスペックに対応してい
なければ新録音でも同じことだ。

 私はへそ曲がりだから、そんな数字のことばかり言うなら、アナログは
サンプリング周波数も、ビット数も無限だぞ・・・!!。SACDのサンプ
リング周波数は現在の44.1KHzの64倍、2822.4KHz(約2.8MHz)だそう
だ。だからどうした。アナログは無限だぞ。圧縮じゃないよ!。
 どんなにディジタル技術が進んでも、どんなにハイスペックになっても
はたまた、どんな装置で聴かれても、全ての音楽は、全ての録音はアナロ
グから始まる。全てここで決定されるのだよ!!。


  1970visual-listの 月刊誌「レコード芸術」増刊号記事もあわせてお読みくだ
  さい。 ya


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