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火曜サスペンス劇場
TVドラマサウンドトラック



MMG MOON MP-8

 1. 火曜サスペンス劇場オープニングテーマ '81
     
 2. 395回 殺意の爪 (1989 8 8)

 2. 395回 伊藤蘭 柴俊夫 作曲 川村栄二
 3. 412回 狙われて (1989 12 12)
 3. 412回 高樹沙耶 阿部祐二 作曲 川村栄二
 4. 298回 浅見光彦ミステリー 平家伝説殺人事件 (1987 9 8)
 4. 298回 水谷豊 有森也実 作曲 佐藤允彦
 5. 425回 下弦の月 -鬼熊事件- (1987 3 27)
 5. 425回 火野正平 乙羽信子 作曲 福井崚
 6. 364回 幸福な朝食 (1988 12 27)
 6. 364回 浅野ゆう子 伊原剛志 作曲 川村栄二
 7. 379回 火刑都市 (1989 4 18)
 7. 379回 樋口可南子 植木等 作曲 佐藤允彦
 8. 411回 香子の夢・コンパニオン殺人事件 (1989 12 5)
 8. 411回 賀来千香子 川野太郎 作曲 大谷和夫
 9. 282回 妻たちのマネーゲーム (1987 5 12)
 9. 282回 市原悦子 伊佐山ひろ子 作曲 佐藤允彦
10. 254回 愛と欲望の装飾 (1986 10 7)
10. 254回 佐久間良子 高橋悦史 作曲 木森敏之
11. 380回 女監察医室生亜希子 赤い髪の女 (1989 4 25)
11. 380回 浜木綿子 すまけい 作曲 丸谷晴彦
12. 233回 チョコレートゲーム (1986 5 6)
12. 233回 浜美枝 森本レオ 作曲 佐藤允彦

13. 374回 女たちは一度勝負する (1989 3 7)
13. 374回 小川知子 高樹澪 作曲 大谷幸
14. 413回 自白調書 (1989 12 19)
14. 413回 若村麻由美 河原崎長一郎 作曲 大谷和夫
15. 420回 名無しの探偵シリーズ 愛の虚構 (1990 2 13)
15. 420回 緒形拳 渡辺えり子 作曲 大谷幸
16. 342回 女検事 霞夕子 家庭教師の殺人 (1988 2 19)
16. 342回 桃井かおり 吉行和子 作曲 福井崚
17. 116回 二人の女 (1983 12 27)
17. 116回 江波杏子 烏丸せつ子 作曲 三枝成彰
18. 345回 密閉島 (1988 8 16)
18. 345回 沢田亜矢子 篠田三郎 作曲 高橋洋一
19. 258回 青い沼の女 (1986 11 4)
19. 258回 山本陽子 田村亮 作曲 三枝成彰
20. 390回 松本清張スペシャル 捜査圏外の条件 (1989 7 4)
20. 390回 古谷一行 伊藤蘭 作曲 丸谷晴彦
21. 299回 女教師 (1987 9 15)
21. 299回 紺野美沙子 岡本不二夫 作曲 木森敏之
22. 杉山清貴「風のLONELY WA 」
22. 杉山清 作詞:田口俊、作曲:杉山清貴、編曲:林哲司
23. 竹内まりや「シングル・アゲイン」

23. 竹内ま 作詞 作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎

1981年から始まった、火曜サスペンス劇場の音楽は、現在も毎週録音しています。私は
88年から参加しました。その当時、作曲家が8人、ミキサーは3人程いたようでしたが、
この10周年記念盤を出す頃には専属のようになり、多くを手がけるに至っています。

このアルバムには、近年の私が録音したものが多く集録されています。これには理由があ
りました。マスターテープ(スリーエムスコッチテープ)が、テープレコーダーのヘッド
等、走行面にへばりついて走行不能になってしまう事件がありました。
テープがカールするのを防いだり、走行を安定させるために、テープの裏側にバックコー
ティングを施してある、この材質に問題があったようです。

詳しいことは分りませんが、この材質は極微量の水分が含むことでテープはしなやかにな
り走行の安定を保つようになっているらしい。
保存している間にその含有量が規定より多くなってしまうのでしょう、これが走行系にへ
ばりつく原因だったようです。
空気中の水分を吸収してしまうのでしょう。それにしても不思議なのは、ビニール袋に入
れて保存したものほど被害が大きかったようです。
膨大な量のテープからの選曲作業は、訳が分らないまま多いに支障が出た。走行不能のテ
ープをどんどんハネていったら近年のものに集中してしまった。のちにわかったことです
が、特種な電気炉の中で乾燥させれば問題なかったらしい。

このマスターテープは19cm/secモノラル。DATが出現してからはステレオも同時に録音
するようになったが、それまでは全てモノラル録音でした。
アルバムの為のプリマスタリングを私がやりました。いろいろなスタジオと数人のミキサ
ーで録音されていたので、あらかじめレベルとサウンドを揃えたい。これは音楽ディレク
ター末松孝義氏の希望でした。
このマスターテープをサウンドインスタジオに持ち込んだ。作業にはレコードメーカーの
担当者も立ち合いに見えた。だが呆れた顔で帰ってしまった。マルチテープからの再ミッ
クスと思ったらしい。うしろ姿が「それがCDのマスターかよ!」といっていた。そうみた
のは私だけかもしれないが。いずれにしろ時代錯誤のようなことを感じたのかもしれない。

しかしながら出来がった製品を聴いてみな一様に驚いていた。19センチモノラルそんな事
をまったく感じさせない。これは録音の勝利ではありません。音楽が素晴らしいからなん
ですね。音楽がよければ、録音も良く聴こえる。逆のことはあり得ません。ツマンナイ音
楽はどんなにイイ録音してもツマンナイ。誰〜れも「イイですね」とは言いませんね。

ステレオを単純にモノラルにすると、真ん中に定位された音は左右に比べ、レベルが3デ
シベル大きくなってしまう。
そこで右と左の間に45度の位相差を持った機器でステレオをモノラルにする。ステレオで
録音しながら、同時にモノラルも出来上がる。

スピーカーのLRの極性〈プラスとマイナス〉その片側を間違えて繋いだ場合その位相差は
180度。これを逆位相といってステレオで聴いていると気持ちわるくなる。
この状態をモノラルにすると、真ん中に定位された音は左右打ち消しあって音がなくなって
しまう。位相差45度という数字は、真ん中に定位された音を3デシベル打ち消してくれる
数字。つまり、ステレオを単純にモノラルにすると真ん中に定位されている楽器は3デシベ
ル大きくなってしまうのをキャンセルさせるのだ。ステレオのイメージのまま、モノラルが
出来上がる。(1999/3 記)

3デシベルとはどの位の音量かと言うと、一人静かに音楽を聴いている時、お気に入りの曲
が出てきたら、ほんの少し音量を上げて聴きたい。そんな感じ。
(デシベル:音のレベルの単位 dbと記す)


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