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第1集・世界中のこどもたちが
トラや帽子店・新沢としひこ




crayonhouse
CMP-9271

1. 世界中のこどもたちが
2. ハッピーチルドレン
3. テルテルボーイズ
4. 誰かが星を見ていた
5. 海ボウズ山ボウズ
6. おじいちゃんのカメ

7.
8.
9.
10.
11.
12.

丘をこえたらおべんとう
ふしぎな月夜の音楽会
うさぎ野原のクリスマス
はじめの一歩
雪男のヨーデル
ともだちになるために

トラや帽子店 :

中川ひろたか (voc, guitar)
福尾野歩 (voc, perc)
増田裕子 (voc, pf)

新沢としひこ (voc)

PRODUCED : CRAYONHOUSE
DIRECTED & ARRANGERD : クニ河内
MIXER : 伊豫部富治
RECORDING at 星と虹レコーディングスタジオ

MUSICIAN :
城戸慎哉 (drs), 横山雅史 (bass), 下畑薫 (guitar)
武田和三 (trp), 岩瀬富美夫 (trb), 竹上良成 (sax)
金子飛鳥、桑野聖、桑野千絵、竹内純 (violin)
秋山俊樹 (viora), 寺井庸裕 (cello)

「録音の原点にたってやりたいんだ」プロデューサーのクニ河内さんはそういった。
後になって「原点」の意味を理解した。「不自由」ということだったんだと。
場所は山梨県小淵沢、クニさんの友人で、歯医者さんのプライベートスタジオ。
機材はすべて民生機。ティアックのミキサーと、16チャンネルのマルチレコーダ。
ローランドのエフェクター1台。dbx のリミッターが1台。沢山あればいいっても
んじゃないが・・・。
マイクロフォンは私の知らない製品ばかり。全部で10本くらい。
「ソニーのマイクロフォン(C-38)を2本持っているがどうする?」とクニさん
がいった。ゲストにリズム隊の他、弦やホーンが入る。勿論使わせて貰う。
必要な機材はリースしても構わないといった。しかし、あれもこれもと注文だした
ら一式揃えることになりかねない。クニさんのコンセプトから外れる。なによりも
お金がかかる。
多少の機材を持ち込んだとしても大して意味がない。苦いコーヒーに少しばかりの
砂糖を入れてもオイシクならないのと同じように・・・。入れないよりましだと思
うかもしれないが、やっぱり不味いだろうな。
のんびりと、時間を気にせず、しかも空気のイイ森の中、環境と設備を天秤にかけ
たのだ。録音が出来ればよい。大事なのは中身。私はそう解釈した。そして「機材
を心配するんだったら行くの止めようよ」と、クニさんにいった。
私は個人的な機材は何ひとつ持っていない。与えられた条件でやる主義。これは私
のコンセプトでもある。
結局持ち込んだのは、クニさんの C-38が2本とDAT1台だけ。まさにクニさん
のいう録音の原点。
それにしても大変だった。突然テレコが停まった。中をのぞいたらモーターが落ち
ていた。ミキサーの不良チャンネル続出。もう信じられないことだらけ…。
このシリーズは全8集の内、第7集まで担当した。きちっとしたスタジオで録音し
たのは二度だけ。あとはどれも基本的に同じような条件。興味ある人は原宿クレヨ
ンハウスで買って聴いて下さい。

「トラや帽子店」のメンバー三人と、新沢としひこは、ともに保母さん保父さんの
経験者。揃って子供のための「あそびうた」の研究者でもある。
音楽で、遊び、学び、そして夢中にさせる。この四人は、ココロザシを同じにする
者同士、自然に出会った。

クレヨンハウス出版の月刊誌「音楽広場」に、新沢としひこ作詩、中川ひろたか作
曲で、その月をイメージした曲を毎月発表していた。
これをシリーズで、毎年春に録音した。現在、月刊「クーヨン」と改訂、引き続き
二人の連載は続いている。
このグループ、単なる子供向けの音楽集団ではない。一緒に来る親をも夢中にさせ
まきこんでしまった天才集団。

「トラや帽子店」は2000年3月解散した。中川ひろたかは「ソングレコード」を
設立しソロ活動。増田裕子は平田明子と「ケロポンズ」と新たなユニットを結成。
福尾野歩はソロ活動を続けている。
中川ひろたか、新沢としひこのコンビで月刊「クーヨン」に連載の作品は、ソング
レコードが制作、発売している。

クレヨンハウス
中川ひろたか
福尾野歩
増田裕子
新沢としひこ


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