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ともだちいっぱい!ピンポンパン/
ママとあそぼう!ピンポンパン


  A 面

1. とだちいっぱいピンポンパン

 鈴木悦夫 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:大野かおり、宮澤芳春
 コーラス:ビックマンモス

 コーラス:ピンポンパンちびっこ合唱隊
2. 空が好き、海が好き
 岩谷時子 作詞、筒美京平 作曲、萩田光雄 編曲
 うた:大野かおり
 コーラス:ビックマンモス

3. 青空特急
 石原信一 作詞、すぎやまこういち 作曲 編曲
 うた:ビックマンモス
 ソロ:山崎圭一、大沢総一郎、世利一弘

4. シーサイド バウンド
 橋本淳 作詞、すぎやまこういち 作曲、服部克久 編曲
 うた:ビックマンモス

5. アリババの冒険
 みなみらんぼう 作詞 作曲、萩田光雄 編曲
 うた:大野かおり
 コーラス:ビックマンモス

6. 気のいいアヒル
 高木義夫 作詞、ボヘミア民謡、服部克久 編曲
 うた:大野かおり、富山敬 (ブチャ)

 うた:富田耕生 (ワンタン)
 田村勲 (ビックマンモス)
 コーラス:ビックマンモス

7. ドリーム・ボーイ
 つのだひろ 作詞 作曲、小笠原寛 編曲
 うた:ビックマンモス
 ソロ:山崎公彦、高橋秀典

8. インターミッション
 服部克久 作曲 編曲 / 演奏:パレスミュージック
  B 面

 1. ハチャメチャ音頭

 鈴木悦夫 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:大野かおり、坂本新兵、宮澤芳春
 うた:石村治樹、大竹宏 (カータン)
 コーラス:ビックマンモス

 2. この町この朝
 鈴木悦夫 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:永井一郎 (リンドン)

 うた:山本圭子 (リュック イヤミンゴ)
 松島みのり (サック)、白石冬美 (モア)

 3. リュックサック
 鈴木悦夫 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:山本圭子 (リュック)、松島みのり (サック)

 4. 学校で
 近藤京子 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:1番、山崎圭一、兼安博文

 うた:2番、大沢総一郎、岩田浩一
 うた:3番、田村勲、長谷川淳史
 5. あいさつただいま
 鈴木悦夫 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:ミンツ (あのこたち)

 6. ズルッとな
 榎雄一郎 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:富山敬 (ブチャ)、富田耕生 (ワンタン)
 コーラス:ミンツ

 7. パックンソング
 鈴木悦夫 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:大竹宏 (カータン)

 8. おばあちゃんとぼく
 若谷和子 作詞、服部克久 作曲 編曲
 うた:大野かおり

 9. ヒーローになれ
 岡田冨美子 作詞、森雪之丞 作曲、あかのたちお 編曲
 うた:ビックマンモス
 ソロ:山崎圭一

10. ブッチュンキッスだ!ピンポンパン
 荒木とよひさ 作詞、大野雄二 作曲 編曲
 うた:宮澤芳春、ビックマンモス

 うた:ピンポンパンちびっこ合唱隊
11. クロージング
 服部克久 作曲 編曲 / 演奏:パレスミュージック



CANYON C18G0024


Columbia CSS-7148

音楽:服部克久
演奏:パレスミュージック
構成:鈴木悦夫
歌唱指導:子安順子
ミキサー:伊豫部富治
録音:一口坂スタジオ
ディレクター:瀧口幸世
プロデューサー:横沢彪
LPはキャニオンレコードとコロムビアレコードから
発売された。ジャケットデザインは違うが中身は同じ。


音楽プロダクションのプロデューサー、Mさんから久し振りに電話があった。
紹介したい人がいるので「サウンドシティスタジオに来てくれないか」ということだった。
約束の日スタジオに行きました。何か録音していて丁度終わったばかりの様子だった。
私がニッポン放送サービス時代(現ポニーキャニオン)「ダークダックス」のレコーディ
ングでいつも一緒だった。「忙しいのワリイワリイそれにしても久しぶりだね」。
隣に人なつっこいニコニコ顔のオジサンがいた。挨拶もそこそこに「今度ピンポンパンの
番組を担当することになったんでね、それでこれまでのレコード聴いて『この音きらい!』
とMチャンに文句いったの。そしたら君がイイというので、顔みておこうと思ったわけ」。

このオジサン、後に大有名になるフジテレビのプロデューサー横澤彪さん。
「バイオリンって楽器はね、ベニア板製に荷札の針がねを張ったもんじゃないんですよ」
初対面でいきなりこんなことをいうとは。録音が気に入らないといっているのだ。ちょっ
と辛辣だけど、とっても解りやすくイイ例えだと思った。「君のスケジュールに合わせる
からやってよ」こんなうれしことはない。食事にさそわれたのだが寝てないからと断って
帰った。

録音が始まる数日前に横澤さんに呼び出された。Mさんと一緒に、フジテレビ局内にある
「ラ・ポルト」という喫茶店に行く。ところが無駄話ばかりて本題を切り出さない。次の
仕事の時間が気になっていた。Mさんに目配せするが、何を話しているのか夢中になって
いる。どうやら気の置けない関係のようだった。
「あの〜仕事があるので……」そしたらあんなに冗舌にハシャイでた人が「あの……実は
ね……」「……そのね……伊豫部君……」「……え〜いじれったいね早くいってよ。勿論
声にしません。「横澤さんはっきりいったほうがいいですよ」Mさんが口を出した。
「その……ギャラのことなんだが……もう少し安くしてもらいたいんです……」「え?」
ギャラのことなんて何も話してないのに……。
「あの金額高いということですか」とMさん。「あのね伊豫部君、君にはいわなかったけ
ど、この金額で伝えたのよ」その金額を聞いた横澤さん「えぇぇ本当、ゼロを一つ見間違
えたんだ……」
「その稟議書ならすでに通ってますよ」と番組担当ディレクターがいった。高いな〜、と
思いながら、稟議書を作成して提出してしまったらしい。
横沢さんあわてて「えぇぇ通っちゃったの…」「イィネイィネ伊豫部君もらっておきなよ」
とMさん。おお笑いでした。それにしてもいやはや……。

その時のギャラ……ですか?、……相場の倍でしたね。オイシイ金額でした。「こっちを
優先的にやれ」ということでしょうか。これにゼロが一個多くついたら……。いゃゃゃ、
貰いたかったな……。

この年の2月、74年のデビューから担当していたダウンタウンブギウギバンドの録音を
降りていた。首になった、というか、自分からやめたというか、……どっちでもいいのだ
が、お互い意見の食い違いなどでシコリが大きくなり過ぎてやぶれた。
ピンポンパンの録音が佳境に入っていた10月始め頃、思わず「え?」と、声が出たほど
ビックリする噂を耳にした。そしてとっても複雑な気持ちになっていた。
降ろされたそれぞれ二人のエンジニアがお互いそれまでの仕事を受け継いでいたのだった。
捨てる神と拾う神は同じ神だったとは……。

レコーディングは9月10日に始まって、10月の22日に終わっている。この時、この
ピンポンパン体操の他に、タイムファイブの「ジェントルブリーズ」、テレビドラマ中村
雅俊主演の 「あさひが丘の大統領」のサウンドトラックと3枚同時に進行していた。

「ブッチュンキッスだピンポンパン」作詞:荒木とよひさ、作編曲:大野雄二。実はこの
クレジットを見たとき、この曲を録音したことを思い出せなかった。大野さんに聞いてみ
た。「な〜にをいってんの、やったでしょ」。もう一度ノートを調べた。あった。見落と
していた。だが、メモを見てもやはり思い出せなかった。
9月29日午後8時30分から一口坂スタジオで録音している。この日は、午後1時から
原宿のディスコメイトスタジオで、夕方までタイムファイブの『ジェントルブリーズ』の
唄入れをしていた。多分一緒に移動したんだろうな……。


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