
角川映画『野性の証明』サウンドトラック


Columbia YX-5001-AX
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SIDE A

1. 野性の序曲
2. 悪魔の追跡
3. 時間さえ忘れて
4. 戦慄の青い服
5. 銀河を泳げ
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SIDE B

1. やすらぎを乗せて
2. 君の愛に背を向けて
3. 哀しみの軌跡
4. 病葉の街
5. 悪夢は頼子と共に
6. 戦士の休息
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作曲 編曲 : 大野雄二 作詩 : 山川啓介 (A-5 B- 6 )
唄 : 町田義人 (A-5 B- 6)
Musicians :
Yuji Ohno, Hiroshi Shibui, Shigeto Ohara (pf)
Akira Okazawa, Michio Nagaoka (bass)
Yasushi Ichihara (ds) Tsunehide Matsuki (guitar)
Tadaomi Anai (perc) Keiko Yamakawa (harp)
Isao Kanayama (vib) Minoru Suzuki Group (strings)
Yukio Etoh, Takeshi Shinohara, Minoru Sohma (fl)
Itsurou Ban (ob) Jake Conception, Takeru Muraoka,
Syunzoh Sunada (sax) Eiji Arai (tb)
Mitsuru Honda, Kohji Hadori, Mamoru Ohtake (tp)
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私くし、エンジニアの立場で、大野さんの音楽を全て理解しているのかというと、
はっきりいって何も解っていません。あるとすれば、その時、同じ方向を向く事
が出来る、同じ色に染まる事が出来る、ということだけだ。これは技術でもなん
でもなくミキサーとしての基本にすぎない。このことはどんなタイプの作家に対
しても同じだ。作家のイメージしたスコアが具体的な音になる、それだけの事だ。
同じスタジオで、同じマイクロフォンを使いながら「どうして音が違うのか」と
いうような事をよく耳にする。特に弦楽器のようなアコーステックな楽器に多い。
度々、画を描く話で恐縮だが、自分がどんなキャンバスを持っているかだ。明る
いブルーをイメージしていたら、明るいブルーが描ければよい。
このキャンバス、白とは限らない。グレーがっかたり。ベージュがかったり、
ベニア板のような色合いのものかもしれない。状況に応じて使い分けられるイマ
ジネーションとハートを持っている必要がある。用意されている絵の具は限られ
ている。微妙な色を再現するにはキャンバスを換えたほうがよいのかもしれない。
これはとても精神的なことながら高度な技術なんだ。録音機器を振りかざす低次
元の話ではない。録音美学であり録音哲学なんだ。
角川映画第三弾「野性の証明」高倉健主演。とてもスケールの大きなテーマ。
音楽が実にすばらしい。男の残虐さと優しさを見事にうたいあげ録音の相乗効果
が生きている。ひょっとして、この時、前年の「人間の証明」の録音を反省して
いたのかもしれない。同じ失敗はくりかえさない。この「野性の証明」の録音と
ミックスは完璧だ。
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大野雄二fan's HP


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