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ぼく海の底で燃えているものを見たよ
音楽の学校 7 おんがくぐーん



     SIDE-A

1. ピアノという楽器
 構成 :

詩 :

Pf :

 

 

朗読 :
八木正生

佐藤 信

八木正生

山下洋輔

霧生トシ子

石井くに子
     SIDE-B

1. セレナーデ
 Fl :

Pf :
旭 孝

林 光
2. フルート二重奏
 Fl :

 
旭 孝

中川昌三
 

3. センチメンタルジャーニー
 作詩 :

歌 :

Pf :

Bass :

Drms :
加藤 直

安田 南

山本 剛

福井五十雄

小原哲次郎

「四本のガンマイクでねらわれているグランドピアノは、まさか燃やされとは知らず、
のんびりと待っている。おれは消防夫のヘルメットをかぶり、風上の鍵盤の前に座っ
て弾き始めた」

山下洋輔さんの著書「ピアニストを笑え!」「生田の丘にピアノは燃えた」を読んで
いて、このレコードのことであることを思いだした。

五年前ほど前より身の回りの物を整理していた。レコード、本などは引っ越してきた
ままの状態だった。レコードは最近になってようやく三分の一まで整理出来た。限ら
れたスペースにおさまる、約、千枚ほど残った。もう聴くことはないだろうと思うの
だが、どうしてもこれ以上処分することが出来なかった。

本も同じだった。読んだ記憶のないものが沢山あった。レコードも封を切っていない
ものがかなりあった。「坂の上の雲」は文庫本、全8巻揃っていた。早速1年かけて
読み終えた。
椎名誠の本が多い。中でも「銀座のカラス」は、その当時の私のテイチク会館スタジ
オ時代と重なり感動的に読んだ。そして国鉄新橋駅「烏森口」は私の通勤駅であり、
ただそれだけの理由で発作的に近しいものを感じ、発作的に殆どの作品を読んでいた。

「ピアニストを笑え!」はなぜか2冊あった。近ごろCDも度々同じものを買ってし
まうことがあるが、これは年齢と関係あるのだろうか。

「着替えてからまだ燃えているピアノをながめていると、スタッフの一人でジャズピ
アノの先輩八木正生さんがやってきた」

このくだりの八木正生さんで思いだしたのである。

「イヨベくん燃えるピアノを弾くから見に来ない」と、モーリスタジオでの録音中に
八木さんが言った声がよみがえった。あっ、あのレコードのことだ。そのとき激しく、
しかもくっきりと、あの炎が上がっているジャケットを思いだした。記憶って不思議
だ。これまで何度か目にしていたかもしれないのに、完全に忘れていた。

残念ながら私は見学には行っていない。行っていたら忘れることはなかったろうと思
う。というわけでこの燃えるピアノの録音には関わっていない。それも残念だった。
レコードを聴いてみた。詩の朗読にからんで左右から八木さんと山下さんのピアノが
会話している。朗読の収録と仕上げは私の記憶にないから別のエンジニアなのだろう。
このピアノの録音のとき、林光さんがいたから。同じ日にB面の曲も録音したのかも
しれない。
それにしても大胆な企画だ。タイトルが「…燃えている…」ということで火をつけた
のだろうか。「音楽の学校 7」とあるから、シリーズで7枚目ということなのか。そ
れともセットでの発売だったのか。私はこのレコードのみの参加だから、持ってるの
はこのレコードだけ。これだけでは全体の企画意図は伝わってこない。
試しに「おんがくぐーん!」で検索してみた。ありました。ありましたが断片的にし
かわかりませんでしたね。
「ほるぷ出版」という会社から出ていたんだ。11枚組?、やはりセット物なのかな。
作家陣、出演者がすごい顔ぶれなんです。どれも面白そうな内容です。いろいろ検索
していたら、私の記憶も断片的にだが思い出してきました。
レコード制作したのは、確か「蝸牛社」という出版社ではなかったのかな…。当時の
「ニュー・ミュージック・マガジン」と関係があったと思ったが…。
え〜っマジかいな。15,000円だって?。Yahoo!オークションに出ていた。

八木さんのことを書いていたら、アメリカのキャピトルレコードの録音のことを思い
出した。キャピトルレコードが、全米の放送局関係に配布するというBGM集。いわ
ゆる劇伴集。八木さんが書いたのは、ロマンス、サスペンス、コメディ、ウエスタン、
等々。同じ時期に、同じモーリスタジオで、LPにして数枚分録音している。
放送局が番組で使ったら、それに応じて支払うというシステムのレコードだと聞いた。
テレビはローカル局を入れ2千以上、ラジオ局は9千以上あるらしい。
キャピトルのプロデューサーと八木さんは親しい友人みたいだった。この時代、本国
より日本での制作費が安かったのだろう…か。
生カラオケの全盛期、日本でも製作費節減で隣の国、韓国で録音していた会社があっ
たみたい。私もこの時代、カラオケの仕事をかなりやらせて貰ったが、制作費節減、
イコール、録音時間短縮だから、2チャン一発録音。1曲平均40分で完成。結構プ
レッシャーのかかる仕事でした。演歌、ポップス、スタンダードジャズ、シャンソン、
タンゴ、と多彩に、録……、お〜っと、八木さんの話だった。この劇伴集とても興味
深い内容でした。聴きたいと思うが、今となってはどうにもならない。元気だったこ
ろに確認しておくんだった。残念。


燃えるピアノ



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